2015年3月25日水曜日

2015 Devinci Spartan Carbon

最近、巷を賑わしているDHエンデューロ。 下りが速いことはモチロンですが、スタート位置まで漕いで上がれないことには話しになりません。 今日ご紹介するSpaltan CarbonはそんなDHエンデューロにはもってこいの一台。

特徴はなんと言っても登りでも下りでも発揮する抜群のトラクション性能。 SpritPivotと呼ばれる同社のシステムはもちろんのこと、大径ベアリングを採用したり、部分的にアルミを使ったりと重量増になるものの、サスペンション効率を重視する設計思想がココまでのトラクション性能を有している理由かと思われます。

トラクションの高さ故、軽快感の演出には役立ちませんが、「走る・曲がる・止まる」を高い次元でサポートしてくれますし、まるでDHなBikeのようなジオメトリーはゲレンデDHコースのような高いスピード域でも抜群の安定感であることを期待させます。

実際、このSpaltanの原型は2014年のDH世界選手権でデビューしています。 漕ぎ重視な南アフリカのコースということもあり実践投入にまで至ったようです。 十分に闘えるというポテンシャルがあるということです。 

世界に比べ、緩いといわれる日本のDHコース。 冷静に考えるとこのSpaltan位のBikeがストライクゾーンなのかも知れません。福井和泉みたいなスムーズなパークがメイン、富士見の様なタフなコースもたまに走るって人なら是非とも選択肢に入れて頂きたい一台です。