2015年2月28日土曜日

2015 RockyMountain Altitude730

当店のテストBike「雷電号」ことロッキーマウンテンのサンダーボルト これのもうちょい下りよりなのがこのアルチチュード 基本的なサスペンションシステムは同じだけど、サスペンションストロークが150mmと長い目(サンダーボルトは120mm) その差はたった30mmなんですが乗るとそれ以上に違いを感じます。 

実際に富士見パノラマで乗り比べましたが、高いスピードレンジでの動きの自由度が段違い。 飛ばしていると路面の凹凸やバームなんかでは強いGがかかってサンダーボルトだとストロークを使い切ってしまうのにアルチチュードはまだ余裕が残ってて、そこからもうワンプッシュして次のアクションの予備動作が取れるのです。 ガレ場だと特に顕著でラインチェンジなんかがとっても楽チン。

とはいっても、このアルチチュードも最近のロッキーさんらしい柔らかくシナヤカな乗り心地でココは共通。 からだに優しいので長時間ライドでも安心。 路面からのインフォメーションは薄いのでガツガツ攻めるライダーさんにはモノ足りないかもしれないけれど、乗れば乗るほどこの良さを実感できるはず。

2015 RockyMountain Altitude 730 ¥386,000(税抜き)



2015年2月22日日曜日

2015 Commencal Meta HT AM Origin


2015モデルでは、META HTは以前ご紹介したTrailとAMの二つに分類されます。 そして今回ご紹介するのは後者”AM”のアルミフレームモデルのベーシックグレード。

Trailとの違いは、なんと言ってもフロントフォークのストロークの長さ。 Trailの100〜120mmに対し、このAMは150mm! 多少のガレ場や木の根でもおかまい無しだし、スピード域の高いシーンでも安心感があります。 もちろんこの長いフォークに対応するためフレームも専用ジオメトリーのものを採用。 同じようにみえるTrailとは全く別ものなんです。 

だけど、乗ってみるとそのコメンサルらしさは健在。 Trailほど軽快ではないけど、アクションがかけやすくおもわず遊びたくなるキャラクター。 いつもの山を走っても今まで見えてこなかったラインを発見&トレースできそうです。

個人的には蛍光イエローにネイビーのロゴがグッときてます。 山で楽しむ即戦力はもちろんありますが、ベーシックグレードなんで仕上げる楽しみもタップリ残してありますよ。 

2015 Commencal Meta HT AM Origin ¥154,800(税抜き)

2015年2月20日金曜日

2015 RockyMountain Thunderbolt 730

当店では「雷電号」でおなじみのRockymountainのThunderbolt かなりのお気に入りなんですが、その雷電号の2015年モデルが到着。 つや消しオレンジのインパクト”大”な見た目とは裏腹でそのパフォーマンスはとても地味。 

乗った瞬間に感じる尖った性能は特に無く正直コメントに困るのですが、逆にクセが無いとも言えるわけで、悪い意味でも良い意味でも想定内の挙動。 乗り馴れるのに時間はかかりません。

しかし、このThunderboltはナンでもないようなことが実はスゴかったりするのです。 とある試乗会で乗り比べた時、ライバルより正直ちょっと重く感じた漕ぎ味に肩を落としたわけですが、意外にも砂利が浮いたりする滑りやすい路面でのトラクションの高さはピカイチ。 結果、一番楽に登りきるコトが出来ました。 ウサギと亀でいうと亀さんタイプなのですが、間違いなくゴールに達することができたのです。

このトラクションの高さは柔らかいリアバックにあると思われますが、このご利益は曲がる時にも享受できるわけで、限界は高く無いですが挙動がとってもマイルド。 ガレ場や木の根なんかでも優しく路面を捉えてくれるので自分のリズムでライドできるのです。 つまり、乗りやすいと...

カナダのフィールドで長い時間をかけて磨き続けられているロッキーマウンテン社のBike。 短絡的なパフォーマンスに走らないスタイル。 その良さをじっくりと時間をかけて味わって下さい。 ま、見た目と名前はキャッチーですけどね。

2015 Thunderbolt730 ¥350,000 (税抜き)