2014年3月26日水曜日

2014 Santacruz Bronson

サンタクルーズ社 20周年の集大成としてリリースしたブロンソン。 VPPシステムを採用した150mmストロークのリアサスペンション。 27.5インチホイール、ちょいと寝気味のヘッドアングルが特徴的で要は下りをガンガン攻めることが出来て登りも案外行けてしまう守備範囲の広さが特徴の一台

当然、カーボン主体のフレームはとっても軽くて各部のプロテクター込みで2.7kg(実測) 150mmストロークを持つフレームとは思えない軽さ。 そしてVPPシステムのご利益でセッティングさえビシっとキメてやれば、登りでもグイグイ進みみ、さらに路面をしっかり捉えてくれるのでガレや木の根で断念してたラインもスルリと登れてしまいます。 その意味でハードテイルなBikeより登りが楽しくなったりします。。

下りのパフォーマンスも当然一級品。 考えてみると、150mmのリアトラベルっていえば、前世紀のDHなBikeのスペックと同じかそれ以上。 そこに、重量の軽さとサスペンションシステムの出来の良さが加わるのでスゴク無い訳が無い。 VPPシステムのご利益で地面を埋め尽くすような根っ子地帯であっても、引っかかって減速すること無くクリア出来るし、なんならカラダが置いていかれるのうな加速感に見舞われることも。 さらに前述の地面を捉える性能の高さはブレーキに置いても有効で、27.5インチのタイヤ、寝気味のヘッドアングル、それに伴う長い目のホイールベースといった要素と相まって安定感&安心感は抜群。 それこそ、一昔前のDHなBike以上のパフォーマンスを発揮する訳です。

ただ、欠点というワケではないですが、ちょっとセッティングで気をつけないことがあります。 VPPシステムの美味しさを引き出すことがコイツを乗る上での優先事項となるので、乗り手はこれを引き出すように乗ってあげるのがポイントとなります。 一例を挙げるとコギが重いと感じてリアユニットの空気圧を高めてもますます進まなくなることもあります。 直感でのセッティングが通用しない、この辺がちょっとややこしいのですが、もちろん当店はその点もサポート。 納得できるまでトコトンお付き合いしますのでご安心を。 

Santacruz Bronson Carbon (M-size) ¥380,000(税抜き)