2014年から登場したThunderbolt 最近のロッキーマウンテンのデザインの流れを踏襲した見覚えのあるシルエットですが、細かな部分に差異がありザックリ言うとラインナップ中、最もシンプルなサスペンションシステムをもってます。 そしてタイヤサイズは27.5”とトレンディー
ロッキーマウンテン全体の印象は、乗った瞬間分かるようなキャッチーな特徴を持ったキャラではないけど、乗れば乗るほどじんわり良さがシミ出るような感じ。 キレキレの運動性能やバキバキの剛性で乗り手をイケイケドンドンと急き立てるのではなく無く、ライドするのに必要充分なパフォーマンスを備えた自然体で人馬一体となる親和性の高いイメージを私は持ってます。
このThunderboltも例に漏れず、とても馴染みやすい素直な動きでロッキーさんらしさを味わえます。 特に個人的にダイスキなのが横の動きなんですが、ちょいと大きいホイールサイズなことも相まって反応はちょっとゆっくり目。 ただ、そのおおらかさが安心感を生み、深いところまで倒しこむ怖さが少ないのです。 そしてリアタイヤを使って曲がることができるのでしっかりと出口に向かって走ることができるのです。 ちょっと通っぽい言い方だと弱いオーバーステアを出しやすいんです。 がちがちに固めてないリア周りがしなやかに荷重を受け止めてくれているからと勝手に思い込んでます。
安定感を確保して安心感を乗り手に与えることで乗り手は遺憾なくそのテクニックを発揮できるという魂胆なのかなと思うのですが、ちょっと安定しすぎな側面もあったりして、私程度の体格とパワーでは前タイヤが上がりません。 この部分を求めると26インチタイヤということになるので、27.5インチである以上この部分をあげつらうのは野暮ですね。 やはりこの安定感はフロントアップする必要が無い‼ というように解釈してこれを享受すべきかと。
当店にやってきたのはSサイズ。 160cmから175㎝ぐらいまで対応できそうです。 ちなみについてるペダルはチョイノリ用。 ご納車の際はそれなりのペダルをお付けいたします。 ベーシックなパーツを多用している割にはちょっとお高めのこのThunderbolt710 それだけフレームにコストをかけているとご理解いただければと。
2014 Thunderbolt710 ¥276,000 (税抜き)